平成19年5月、相模原クリニックにおいて料理勉強会が行われ、透析患者さんやご家族あわせて15名の方が参加されました。

　まず、塩分が及ぼす身体への影響、外食・加工品・調味料の塩分量、料理で塩分を減らすポイントについて勉強しました。

　次に、味覚テストを行いました。
　容器に4種類の色のテープをつけた醤油を順番に少しずつ口に含み、塩分の多いもの順に番号とその醤油の名前を当ててもらいました。

�@濃口醤油　�A薄口醤油　�Bだし割り醤油　�C減塩醤油
「全然判らない」という声が多く、全問正解の方は15人中2人だけという結果でした。
【正解…　塩分の濃いものから　�A−�@−�C−�B】

　味見をしながら味付けを行っていると、気をつけているつもりでも知らず知らずのうちに塩分が多くなってしまい塩分を感じ難くなったりする可能性があります。

　減塩料理の実習では、電子レンジでできる「麻婆ナス」を作りました。

　実際に、調味料の計量をしたりその分量を目で見てもらうことで、出来上がった料理の塩分量を確認してもらうことができました。

　
試食では…
「おいしい、塩分が薄いのが気にならない！」「電子レンジでできるので簡単で良いわね。」との声が聞かれました。

料理勉強会を通して、透析のお食事をより身近に感じていただけたように思いました。